外壁塗装でよく使われるシリコン系塗料のメリット・デメリットを教えてください。
外壁塗装でよく使われるシリコン系塗料のメリット・デメリットをご紹介します。
シリコン系塗料のメリット、デメリットとは
外壁塗装にはシリコン系塗料がよく使用されます。シリコン系塗料は遮熱機能が追加されていたり、汚れにくかったりして、カラーバリエーションも豊富で人気のある塗料です。
しかし、シリコン系塗料はメリットがある一方、デメリットもあります。どのようなメリット・デメリットがあるのかご説明します。
シリコン系塗料のメリット
シリコン系塗料のメリットをご紹介します。
コストパフォーマンスが高い
シリコン系塗料のメリットとしてまず挙げられるのが、品質が高いわりには塗料の価格がお手ごろだということです。
シリコン系塗料の耐久年数は、8~15年と言われています。
そのため、シリコン系塗料をすすめる塗装業者は多いです。
汚れが付きにくい
シリコン系塗料は汚れが付着しにくい性質があり、塗装したての外観が長持ちします。
シリコン系塗料より高品質の高いフッ素系塗料というものがありますが、フッ素系塗料は品質的には優れている一方値段が高いので、コストパフォーマンス的には良いとは言えません。
耐久性に優れている
建物というものは定期的に塗装をしなければ、どんどん劣化していくものです。しかし、この定期的な塗装作業にはシリコン系塗料がピッタリです。
なぜなら、シリコン系塗料は耐久年数に優れているので、定期的なメンテナンスの必要な時期のスパンが長くなるからです。
シリコン系塗料のデメリット
シリコン系塗料のデメリットをご紹介します。
他の塗料に比べてひび割れを起こしやすい
シリコン系塗料には撥水性(はっすいせい)があります。水をはじいてくれる分、塗った時の密着性も低くなってしまいます。
しかし、ひび割れのデメリットは業者がその建物と塗料に合った塗装を行うことでカバーできます。
また、シリコン系塗料といってもシリコンのみでは塗料にすることはできないので、ほとんどの塗料がアクリルやウレタン等と合成されて作られています。
使用する塗料にどの程度シリコンが含まれているかでも、ひび割れの度合いを調節することができます。
まとめ
シリコン系塗料は、他の塗料と比べても優秀な塗料ということができますが、デメリットも当然存在します。しかし、そのデメリットであるひび割れは、業者の技術や塗料の調節によってカバーすることができます。
このように、シリコン系塗料はメリットが大きいうえにデメリットもカバー可能である優秀な塗料です。塗料に迷った場合、失敗が無いのはシリコン系塗料と言われており、一般的な建物ではシリコン系塗料がおすすめです。